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プロジェクトライトニング

MENA地域初の電力送電ネットワーク

日立エナジーは、アラブ首長国連邦のアブダビ国営石油会社(ADNOC)の洋上施設と陸上電力網をつなぐ高圧直流送電(HVDC)Light®の供給者に選ばれました。柔軟で安定した持続可能な電力供給を実現する戦略的プロジェクトとして、HVDC Light®は陸上の電力網から低炭素な電力をADNOCの洋上の生産施設へ送電します。

このプロジェクトは、ノルウェー海域外で初めての陸上から洋上へのHVDC送電ソリューションです。

日立エナジーは、ミルファとアルガラン間およびシュワイハットとダス間に4カ所の変換所(2つのHVDCリンク)を供給します。

アルガラン(洋上変換所)とミルファ(陸上変換所)は、対称単極であり、ザクムクラスターの一部です。 ダス(洋上変換所)とシュワイハット(陸上変換所)は、双極構成であり、ダスクラスターの一部です。対称単極の変換所は、±320 kVで稼働し、双極変換所は、±400 kVで稼働します。

合計送電容量は、3200 MWとなり、この送電容量を持つ2つのHVDCリンクは、中東・北アフリカ地域(MENA)において圧倒的に大規模な陸上からの送電ソリューションとなります。 送電容量は、ミルファとアルガラン変換所で2カ所 x 1000 MW、シュワイハットとダス変換所で2カ所 x 600 MWです。

日立エナジーのHVDC Light®技術を使用することで、よりクリーンで効率的な電力を陸上からADNOCの洋上生産施設へ送電し、ADNOCの洋上施設の温室効果ガス排出量を約30%削減できます。

主なデータ
稼働年: 2024
構成: 対称単極でアルガラン島へ、双極でDAS島へ
送電容量: 3200 MW
直流電圧: ミルファおよびアルガランは単極±320、シュワイハットおよびダスは双極±400 kV
用途: 陸上からの電力供給