Meet Our People: サティッシュ カンダラ
Meet Our People | 19.12.2025 | 1 min read
Meet Our People | 19.12.2025 | 1 min read
私はインドの大学で電子通信工学を専攻し、卒業後はIT関連企業に就職してさまざまな役割を経験しました。2014年には、需給調整市場システム(以下、MMS:Market Management System)のテストエンジニアとして英国支社へ異動し、その後テストマネージャーへ昇格しました。これが、電力業界との初めての出会いであり、キャリアを大きく変える転機となりました。
この出会いをきっかけに電力業界への強い関心が芽生えたので、独学で知識を深めながら専門性を高め、2018年に日立エナジーインドに入社。翌年には、テストマネージャーとして日本のMMS構築プロジェクトに参画するため、日立エナジージャパンへ長期赴任しました。赴任から4年後に日立エナジージャパンへ転籍し、現在はプロジェクトマネージャーとして、プロジェクト管理に加え、営業や入札チームの提案準備、リスク評価のサポートも担っています。
日本はずっと訪れたい国だったので、赴任が決まったときは、夢が叶ったような気持ちで胸が高鳴りました。言語や文化の違いに不安もありましたが、自分のスキルが必要とされ、新しい経験を積めることは大きな魅力でした。
日本に来て最も驚いたのは、品質と細部への徹底したこだわりです。小さなことでも完璧をめざす姿勢には、とても感銘を受けました。この文化に触れることで、計画性やリスクを先読みする力が向上し、綿密な検証をより一層心掛けるようになりました。この習慣は、プロジェクトマネージャーとしての成長に直結しています。
さらに、テストマネージャーからプロジェクトマネージャーへの転換は、大きな挑戦でした。品質管理に特化した役割から、スコープ、スケジュール、予算、お客さま対応、リスク管理まで幅広い責任を担う立場へと変わり、意思決定力やクロスファンクショナルなチームを率いるスキルが求められました。この課題を乗り越えるため、PMI (Project Management Institute) の資格を取得し、メンターから学び続けました。こうした努力が、グローバル標準とローカルの期待を両立できるリーダーへと成長させてくれたと思います。
私は、ポジティブでオープンなチームをつくるために、積極的にコミュニケーションを取り、自分の経験や学びを共有することを心がけています。過去の教訓やベストプラクティスを共有し、メンバーが安心して成長できる環境を整えています。多国籍のチームでは文化や考え方の違いがあるため、誰もが気軽に相談できる雰囲気をつくることが重要です。そのため、メンバーとフラットな関係性を築き、質問や意見を歓迎する姿勢を示しています。
また、メンバーが自分で考え、主体的に行動できるよう、信頼して仕事を任せることを大切にしています。必要なときにはサポートしながらも、挑戦する機会を与えることで、個々の成長を促しています。国籍やバックグラウンドを越えて、メンバーが自信を持って挑戦できるチームをつくることが私の目標です。
日立エナジーは、世界中に拠点を持つグローバル企業です。そのため国際的なプロジェクトに携わる機会や、キャリア成長のチャンスが豊富で、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを重視した文化が根付いています。また、専門研修やキャリア開発プログラム、メンター制度など、学び続けたい人、挑戦したい人が成長できる環境があります。私自身も資格取得などを通じてキャリアを広げることができました。
こうした文化と制度のおかげで世界で挑戦し続けられる環境が整っていることが、日立エナジーの魅力だと思います。
#MeetOurPeople #ProudToBeHitachiEnergy