Meet our people - 李 書漢 (リ・シュハン)

学生時代の経験や現在の担当業務を教えてください。

中国の大学で電気工学を学んだ後、中国で送配電関連のメーカーに就職しました。しかし、再生可能エネルギーの導入拡大が電力システムに与える影響についてあらためて研究したいと思い、日本の大学院に進学しました。そこで日本の電力系統について学びましたので、その経験を生かしたいと思い、日立エナジーに入社しました。

現在は、グリッドオートメーションビジネスユニットのエンジニアとして、蓄電池ソリューションなどのグリッドエッジソリューションの導入に携わっています。日立エナジーのソリューションはグローバル仕様ですので、時には日本のプロジェクトにそのまま適用することが難しいケースがあります。そこで、お客さまと日立エナジーのグローバルチームの双方とコミュニケーションを取りながら、どのようにソリューションを適用するかの調整を行っています。

日立エナジーに入社して間もなく一年が経ちます。やりがいを感じたことや印象に残ったことを教えてください。

入社して間もないころ、お客さまに納める製品の試験があり、日立エナジーのグローバルチームからエンジニアが来日し、私が現地での調整を行うことになりました。この時、日立エナジーの製品や日本の電力系統について予習して試験に臨んだのですが、現場では不測の事態も起きました。しかし、同行していた先輩社員はそうした事態も想定していたようで、臨機応変な対応で試験を成功に導きました。この経験が非常に印象に残っており、私も専門知識を身につけながらさまざまな経験を積み、先輩のように不測の事態にも対応できるエンジニアになりたいと思っています。

日立エナジーを表す三つのキーワードを教えてください。

一つ目は「グローバル」です。日々の業務の中で、インド・スペイン・オーストラリアなど、さまざまな国や地域のメンバーとやり取りをしていますので、グローバルな環境の中に身を置いていることを実感します。また、日立エナジーは世界各地の送配電市場にソリューションを提供していますので、グローバルで豊富な実績があることが強みだと思います。

二つ目は「プロフェッショナル」です。先ほどお話しした通り、不測の事態が発生した際に先輩社員が臨機応変に対応した姿や、グローバルチームのエンジニアが豊富な知識を基にお客さまの質問に的確に答える姿を見て、日立エナジーはプロフェッショナルな集団だと感じました。

三つめは「イノベーション」です。日立エナジーは120年以上の長い歴史を持つ企業で、送配電分野における多くの実績と経験を有しています。しかし、そこに留まることなく、カーボンニュートラル実現に向けて新しい技術を積極的に試すなど、イノベーションを起こそうとチャレンジする社風があり、業界の変革をリードしていると感じます。

日立エナジー社員として誇りに思うことを教えてください。

再生可能エネルギー発電システムの導入拡大や電力需要の大幅な増加など、世界の電力システムは大きな変革の時期にあります。その中で、自分自身の手でカーボンニュートラル実現に貢献できるチャンスがあることを嬉しく思います。日立エナジーはグローバル企業であり、世界中の送配電分野の動向に触れることが多く、学びの機会が豊富です。私自身、専門知識をより身に付け、経験を積み、先輩社員のように一人前のエンジニアになりたいです。