「Diversity 360」について -南アフリカの事例を通じて-

Diversity 360のビジョンは、日立エナジーのすべての業務や方針に組み込まれており、リーダーとしての基本指針を定めた「Our Leadership Pillars (リーダーシップの柱)」や女性人財育成プログラムを通じて、女性の活躍を促進しています。日立エナジーは、2025年までに管理職における女性比率を現在の19％から25％に引き上げることを目標にしており、リーダー的役割を担う女性の採用と育成について取り組んでいます。

今回、8月の南アフリカ共和国女性月間を記念して、3人の代表的な女性社員を通じて、南アフリカにおける女性社員の功績をお伝えします。

南アフリカのカントリーHRマネージャーであるTracy Goloveyさんは、ビジネスマネジメントチームの中核としてビジネスリーダーと協働しながら、地域チームやグローバルチームと密接に協力し、課題に取り組み、解決策を見出し、共に学び、成長する、洗練されたチームを率いています。

Tracyさんは人事関連の学位を持ち、南アフリカのウィッツ・ビジネススクールのマネジメントアドバンスメントプログラムと、社内のマネジメントリーダーシッププログラムを修了しています。また、あらゆる職場でより多くの女性リーダーを育成するため、南アフリカの学習開発パートナー企業と協力し、女性リーダーシップ開発プログラムの実施に貢献しました。

Tracyさんは、「異業種かつマトリクス型の組織との仕事はとても刺激的でした。より大きな責任の下で新しいチャレンジをすることは、大きな力になりました。私はこの経験を通して学び、成長しましたし、これからも成長し続けるでしょう。」と述べ、Diversity 360の長期的な目標であるダイバーシティとインクルージョンについては、「正しい方向への前向きな一歩であるとともに、会社のコミットメントを示すものであり、素晴らしいことです。」と語りました。

Clair Mandy Koegelenbergさんは、トラクション変圧器の生産プランナーとしてキャリアをスタートしました。当時のClairさんの任務は、変圧器をスケジュール通りに製造し、プロジェクトを完了させるために適切な在庫を確保することでした。150台の変圧器の製造に携わり、事故ゼロで納品するという特筆すべき安全記録を残しました。「工場では、多様な人々と一緒に働き、女性であることを最大限に尊重してもらいました」と、Clairさんは言います。その後、Clairさんは変圧器ビジネスユニットのサプライチェーン部門に異動し、10年以上の現場経験を積んできました。Clairさんは、「この10年で、職場における女性の割合が増えたと感じています。技術分野を含め、さまざまなビジネス分野で、より多くの女性が採用されているのを目にする機会が増えました。」 と述べるとともに、自身が日立エナジーの雇用均等・能力開発委員会のメンバーであり、その点に関しても明確な目標が設定されていることを付け加えました。

Tshegofatso Monnammeさんは、ハイボルテージ製品の入札・見積に関するスペシャリストで、ハイボルテージ機器を製造する工場と密接に連携し、お客さまの要件がすべて満たされるようにするとともに、入札書の取りまとめにも携わっています。Tshegofatsoさんは、南アフリカのヴァール工科大学で電気工学(大電流)の学位を取得し、ヨハネスブルグの大学ではBTech(技術学士)を取得しています。

2020年に研修生として日立エナジーに入社し、昨年10月に正社員に登用されました。Tshegofatsoさんは、マネージャーのConfidence Mabulwanaさんの模範的なリーダーシップに賛辞を贈るとともに、「素晴らしい組織の一員になれたことを大変光栄に思っています。日立エナジーは、すべての社員が最高の自分自身になれるような環境づくりに励んでいます。日立エナジーは、女性に力を与え、指導的役割を担う女性を育成することで、これまでの常識を大きく変えてきました。」と述べました。

日立エナジーは、Diversity 360のアプローチとマインドセットを日々の業務で実践していくことを約束します。当社は、専門的な技術や知識をさらに向上させるために、人財、専門家、リーダーを継続的に育成しており、それにより、お客さまに優れた高品質の製品、システム、サービスを提供することができます。当社は、持続可能なエネルギーの未来のために、経済価値・環境価値・社会価値を創出することを約束します。また、一人ひとりの個性、コラボレーション、多様な考え方を原動力とする包括的な企業文化の醸成に取り組んでいます。