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日立ABBパワーグリッド社が、独・ノルウェー初の国際連系線プロジェクトにおいて 世界最大規模の自励式HVDCシステムの通電試験を開始

Press Release | Zurich, Switzerland | 08.12.2020 | 1 min read

ドイツの最大360万世帯相当の電力供給を可能とし、 欧州における再生可能エネルギーの活用とカーボンニュートラルの促進に貢献

ドイツの最大360万世帯相当の電力供給を可能とし、 欧州における再生可能エネルギーの活用とカーボンニュートラルの促進に貢献

日立ABBパワーグリッド社(CEO:Claudio Facchin(クラウディオ・ファキン))は、このたび、ドイツ・ノルウェー間を初めて接続する、世界最長かつ最大規模の自励式高圧直流(HVDC)国際連系線(以下、NordLink)プロジェクトにおいて、当社が納入するHVDCシステムの通電試験を開始しました。

NordLinkプロジェクトは、ノルウェーの国営送配電事業者であるStatnett(スタットネット)社とオランダの国営送配電事業者であるTenneT(テネット)社、ドイツ復興金融公庫(KfW*1)のコンソーシアムが取り組む全長623km、電圧525kV、容量1,400MWの連系線敷設プロジェクトで、自励式HVDCシステムを使用したものでは、最長かつ最大規模の電圧・電力容量となります*2。2021年初頭の完成を予定しており、当社は、ノルウェー南部とドイツ北部に設置する2つのHVDC変換所の設計、エンジニアリング、供給を担当しています。

 

本プロジェクトでは、当社の自励式HVDCシステム「HVDC Light」を使用することで、従来のシステムと比較して送電容量が約2倍になり、送電網全体の信頼性と可用性が向上しました。完成後はドイツの約360万世帯の電力需要に相当する電力の相互共有が行えるようになります。また、本プロジェクトは、各国の送電網を接続し、効率的かつ統合されたエネルギー市場を構築するという欧州が掲げる目標に合致した重要なプロジェクトの一つに指定されており、国境を越えた電力取引の増加や、大容量かつ分散型の再生可能エネルギーの利用拡大への貢献が期待されています。

 

日立ABBパワーグリッド社のグリッドインテグレーションビジネスユニット担当役員であるNiklas Persson(ニクラス・パーソン)は、「欧州におけるエネルギーの相互接続とカーボンニュートラルに向けた取り組みの一つである本プロジェクトに参画できたことを大変喜ばしく思います。当社は、スタットネット社ならびにテネット社とともに、欧州のエネルギー市場の発展を支援し、持続可能な社会の実現に貢献します。」と述べています。

 

スタットネット社の執行役員であるGunnar G. Løvås(グンナー・G・ロヴォース)は、「NordLinkプロジェクトは、このたび試運転を開始し、間もなくドイツ・ノルウェー間における再生可能エネルギーの相互接続が可能になります。本連系は、欧州における気候変動への取り組みを支援し、ドイツとノルウェーの双方にとって価値のあるものとなるでしょう。」と述べています。

 

テネット社のCOO*3であるTim Meyerjürgens(ティム・マイヤーユルゲンス)は、「本連系により、ドイツは信頼性の高いノルウェーの水力発電エネルギーを、ノルウェーはドイツの再生可能エネルギー、特に風力発電や太陽光発電エネルギーを利用することが可能になります。これにより、持続可能なエネルギーによる発電が増加している欧州の送電網の安定と供給力の強化に貢献します。」と述べています。

 

当社は、NordLinkプロジェクトへの参画ならびに、HVDC技術の提供を通じて、より多くの再生可能エネルギーの送電網への統合を支援し、クリーンエネルギーへの移行や国連の持続可能な開発目標(SDGs)*4の7つ目「すべての人に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する」の達成に貢献します。

 

* 1 KfW:Kreditanstalt für Wiederaufbau
* 2 2020年12月時点 日立ABBパワーグリッド社調べ

* 3 COO:Chief Operations Officer

* 4 SDGs:Sustainable Development Goals

https://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sustainable-development-goals.html

 

■HVDC Lightについて

日立ABBパワーグリッド社は、65年以上前にHVDC技術を開発しました。HVDCは、より高い効率と低い電力損失で大量の送電が可能な技術であり、電圧と周波数が異なる送電網においても安全かつ安定した送電が可能であるなど、多くの電力用途に適しています。また、当社のHVDC Lightには、停電時の電力変動の調整や電力復旧などの高度な機能も組み込まれており、経済的かつ信頼性の高い電力供給を支援します。

本プロジェクトでは、当社の主力制御・保護システムであるMACH*5も採用しており、電圧・周波数を最適に制御し、再生可能エネルギーのより安定した統合を支援しています。

 

* 5 MACH:Modular Advanced Control for HVDC

 

■日立ABBパワーグリッド社について

日立ABBパワーグリッド社は、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッド社は、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会的価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により“Powering Good for Sustainable Energy”を実現していきます。

詳しくは、ウェブサイト(https://hitachienergy.com/jp/ja/)をご覧ください。

 

 

■日立グループ パワーグリッドポータルサイト

https://www.hitachi.co.jp/products/energy/pg/

Photo courtesy of TenneT
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