取締役会長の異動について

取締役会長には、日立製作所代表執行役 執行役副社長 CFO河村芳彦が就任しました。これまで日立エナジーの取締役会長を務めていたアリステア・ドーマーは、就任以来、日立エナジーの基盤強化、サステナビリティ活動の推進、各セクターの成長に向けたシナジー創出を支援してきました。今後も、欧州市場を管轄する日立ヨーロッパの取締役会長として、また、日立のグリーンエナジー＆モビリティセクターのアドバイザーとして引き続き日立エナジーを支援していきます。

河村芳彦は、戦略投資、IoT、情報通信システム、ITの分野との連携を通して組織を運営統括します。河村は、三菱商事および日立製作所において、グローバルな豊富な経験を有しており、先日発表した日立エナジーの企業目的の次のステージである、収益性の高い持続可能な成長と発展を推進する「日立エナジー2030計画」 を支える中心的存在となります。

アリステア・ドーマーは、「カーボンニュートラルを実現するためには、その取り組みに私たち全員が参加する必要があります。エネルギーシステムの世界的な変革と脱炭素化を支援する、世界中の多様で有能な日立エナジーのチームと協力できることを嬉しく思います。各国がネットゼロ目標を達成するために、エネルギー転換を加速していく重要な次のフェーズに向けて、日立エナジーの取締役会長の役割を河村氏に移譲することを喜ばしく思います。」と述べています。

日立エナジーCEOクラウディオ・ファキンは、「ドーマー氏には、日立グループへの移行の重要な段階での支援と、次のステージの礎を築くための貢献をしていただき、大変感謝しています。先日発表した『日立エナジー2030計画』 に続き、河村氏を日立エナジーの取締役会長として迎えることができたことを嬉しく思います。同氏は、日立の中期経営計画に沿った当社の成長戦略の策定に携わったチームの一人であり、持続可能なエネルギーの未来を推進するという当社の目的に基づき、事業の成長を加速させる次のステージを支援します。」と述べています。

取締役会長に就任した河村芳彦は、「日立エナジーはクリーンエネルギーへの移行の中心的な役割を担っています。戦略、IT、事業の成長と投資への情熱を持って、先日発表した日立の中期経営計画と日立エナジーの2030計画の実施を支援することを楽しみにしています。デジタルとサービス事業への集中を強化し、日立とのシナジーやパートナーとの提携を活用して、技術とイノベーションを通じて有機的、無機的な成長を推進します。」と述べています。

本役員人事により、日立エナジーの取締役会は、取締役会長の河村芳彦、取締役副会長のフランク・ダガン、取締役のティモ・J・イハムオティラ、大槻 隆一、貫井 清一郎、マニュエル・ヴェルデ、ダンカン・ホーソーンの7名で構成されます。