日立エナジーと、スウェーデンのボルボグループにおいて建設機器事業を展開するVolvo Construction Equipment(以下、ボルボ建設機械)は、建設現場のゼロエミッション実現を支援する包括的なソリューションの開発に向けて、覚書(MoU)を締結しました。本協業では、電動建設機械とクリーン電力供給、エネルギーマネジメント、システム統合を組み合わせることで、建設業界における喫緊の課題の一つである脱炭素化への対応をめざします。
お客さまおよび投資家からの、低排出かつ高い生産性を実現する建設オペレーションへの要請の高まりが、業界の変革を加速しています。同時に、規制や許認可プロセスにおいても、計画段階から承認に至るまで、排出量削減や環境性能への対応が一層求められています。電動化や自動化、資源・資産の効率的な計画は排出削減に向けた有効な手段である一方、個別の電動機械の導入から実際に機能するゼロエミッションの建設現場へと移行するためには、機器、電力インフラ、エネルギーマネジメントシステムにまたがるソリューションの連携と、システム全体の効果的な統合が不可欠です。
本合意に基づき、ボルボ建設機械と日立エナジーは、非独占的な枠組みのもと、ゼロエミッションの建設および製造オペレーションを支援する技術やビジネスモデルの検証に取り組みます。特に、システム統合および現場レベルでの運用実行に重点を置きます。また、本協業では、両社の専門チームのもと、ビジネスモデル、市場展開戦略(Go-to-Market)、アフターサービスおよびサポートのあり方を含め、幅広い領域での共同検討を進めます。
ボルボ建設機械の社長であるメルカー・イェルンベルグ氏は「日立エナジーとの本協業のような戦略的パートナーシップは、ゼロエミッション建設への移行を加速するうえで重要です。相互に補完し合う専門性を結集し、包括的かつ統合されたソリューションを提供することで、お客さまが今すぐ排出ゼロのオペレーションに移行するために必要な信頼性と安心感を提供します。」と述べています。
日立エナジーのグリッドインテグレーションビジネスユニットCEOであるニクラス・パーソンは、「電動化は、特に建設現場のような排出削減が難しい分野において、脱炭素化の流れを大きく変える重要な要素です。建設オペレーションの電動化と高度化が進む中、成功の鍵は個別技術ではなく、システム全体での統合や確実な実行力、そして、ボルボ建設機械のように建設現場のゼロエミッション実現をめざすパートナーとの緊密な連携です。」と述べています。