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Meet Our People: 神山 幸一

Meet Our People | 23.03.2026 | 1 min read

誠実さとチームへの敬意こそ良い製品を生み出す
原動力—HVDCエンジニアとしての歩み

電力インフラに携わりたいという思いからエネルギー業界を志し、他社での経験を経て、2017年に日立製作所に加わりました。それ以来、一貫してHVDC(高圧直流送電)分野の制御保護システムのエンジニアとして経験を積んできました。現在は、日立エナジーで国内電力会社向けのプロジェクトに携わっています。

東西の電力をつなぐ大型プロジェクトで築いた海外チームとの信頼関係

HVDC技術は長距離送電が代表的な用途ですが、日本では東西で周波数が異なる電力を連系する目的でも活用されています。私が最初に携わったHVDC案件は、岐阜・高山の地で周波数変換を担う中部電力パワーグリッド株式会社 飛騨変換所を新たに建設するという大型プロジェクトでした。飛騨変換所は、国内の周波数変換設備で初めて旧ABB(現日立エナジー)*製のフィルタ設備を導入したサイトです。私は、このフィルタ保護システムのエンジニアとして仕様検討や各種調整、納入後の定期保守・サービスを担当しました。

*ABB:日立製作所は2020年にスイスに本社を構えるABB社の送配電事業を買収し、日立ABBパワーグリッドを設立。2021年10月に社名を日立エナジーに変更。

国内初と聞くと聞こえは良いものの、実際には規格や仕様の違いがあり、欧州で製造する製品を日本のお客さまに納めることは、一朝一夕に進むものではありません。

欧州の日立エナジーエンジニアとお客さまの間に立ち、検討を重ねて、お客さまに信頼していただける製品をチームで作り上げる。その挑戦の中では数えきれないほどの課題に直面しました。中でも特に印象に残っているのが、製品テストのためお客さまをスウェーデンの工場にお連れした時のことです。ある技術的なトラブルが発生し、現地滞在中に対処する必要がありました。その際、現地のエンジニアと何時間もひざを突き合わせて議論を交わし、お客さまに納得いただける対応をすることができました。仲間と協力して課題を乗り越えた充実感と、チームへの信頼を強く実感した、忘れられない経験です。

飛騨の経験を生かし、次なるプロジェクトに挑む

飛騨変換所の建設が佳境を迎えた2019年、時を同じくして新たに始動したのが、中部電力パワーグリッド株式会社 東清水変電所に周波数変換装置を増設するというプロジェクトです。本案件は2028年までの長期プロジェクトで、現在も進行中です。私は引き続き、制御保護システムのエンジニアとして携わっています。

東清水変電所の増設機器については、制御保護システムを含む変換設備全体を日立エナジーが担っています。飛騨変換所のフィルタ設備同様、海外規格の製品を日本で適用するためには、技術面・運用面の両方で多くの調整が必要です。その中で私が特に大切にしているのは、できる限り分かりやすく背景や考え方を共有しながら、お客さまと誠実に向き合うことです。

実際に、一部工程の見直しが必要となった際には、お客さまをスウェーデンの工場にお招きし、現地チームと一丸となって数日間にわたり実機を用いたワークショップを実施して綿密な説明と議論を重ねました。直接対話を重ねることで、お客さまのご理解を得ることができました。

こうした取り組みを支えているのが、飛騨のプロジェクトを通じて培ってきた国内外の同僚との強固な信頼関係です。心強い仲間がいたからこそ、お客さまに納得いただける結論に導くことができました。また、共に悩み考え、一つひとつの課題を一緒に乗り越えてくださったお客さまにも感謝しています。 

多様な意見を尊重するチームで、尊敬する仲間と共に成長

日立エナジーでは、異なるバックグラウンドを持つ同僚同士が対等に意見を交換し、尊重する文化が根付いています。私も、素晴らしい技術力を持つ優秀な仲間たちと国境を越えて協力する中で、エンジニアとして鍛錬され、成長できていると感じます。日本だけでなく海外にも、信頼し、支え合える仲間がいることは大きな支えです。飛騨変換所や東清水変電所のプロジェクトに共に取り組んできた国内外の仲間たちに心からの敬意を表するとともに、感謝の気持ちを伝えたいです。

これまで培ってきた協働の姿勢を力に、これからも電力インフラの発展に貢献できるよう誠実に取り組んでいく決意です。

#MeetOurPeople #ProudToBeHitachiEnergy