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Press Release Zurich, Switzerland 19-10-2023

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日立エナジーが、資産パフォーマンス管理ソリューション 「Lumada APM」の機能を拡張

システム信頼性エンジニアリングの手法に基づくメンテナンスの優先順位づけと、設備投資計画策定を支援する機能を追加

日立エナジーは、資産パフォーマンス管理ソリューション「Lumada APM*1 (Asset Performance Management)」について、すでに提供実績のある、設備の監視・故障予測などを行う「Lumada APM health」に、今回、システム信頼性エンジニアリングの手法に基づいてメンテナンスの優先順位づけを支援する「Lumada APM reliability」と、設備投資計画の策定を支援する「Lumada APM optimization」の二つのソリューションを追加する機能拡張を実施しました。

Lumada APMは、個々の設備と設備全体に関する情報を統合管理することで、設備集約型の企業における、持続可能性、安全性、オペレーションの向上に関する取り組みを進化させます。これにより、設備の稼働時間の最大化、計画外のダウンタイムの最小化、メンテナンスの優先順位づけ、設備寿命の延長、総所有コストの削減が可能になります。

*1 https://www.hitachienergy.com/jp/ja/products-and-solutions/asset-and-work-management/lumada-apm

Lumada APMは以下の三つのソリューションで構成されます(今回の機能拡張含む)。

·   Lumada APM health

Lumada APM healthは、設備状態の監視や、故障予測、データと人工知能を活用した予兆診断により、設備の故障前のタイムリーなメンテナンスを可能にします。

·   Lumada APM reliability

Lumada APM reliabilityの追加により、Lumada APMは、より安全かつ信頼性の高い設備管理を実現することが可能となります。Lumada APM reliabilityは、システム信頼性エンジニアリングの手法に基づき、リスクを動的に評価し、さまざまな設備管理シナリオを検証することで、メンテナンスの優先順位づけを支援します。

·   Lumada APM optimization

Lumada APM optimizationは、特定の条件に基づく設備管理計画案を提供し、財務面で最適化された、長期的な設備投資計画の策定を支援します。

Lumada APMは、設備管理計画の策定にあたり、戦略的かつ故障に先立ったアプローチを可能にします。本ソリューションは、企業が時間と予算を最大限に活用できるように、物理、統計、人工知能などのさまざまな手法を活用して、設備の故障前にメンテナンスを行うための情報を提供します。さらに、設備の故障リスク評価と、設備投資戦略の検証、設備のパフォーマンス・リスク・コストのバランスを考慮した設備ポートフォリオの最適化に関する情報を一つの画面で確認することができます。

日立エナジーのエンタープライズソフトウェアソリューション担当シニアバイスプレジデントのブライアン・フリーハウフは、「設備集約型産業の企業にとって、設備の可用性・信頼性に関するデータ管理と運用は、大きな課題をもたらすものです。新たなLumada APMは、重要な意思決定を支援する機能が拡張されており、よりプロアクティブに傾向の予測とリスクの特定を行い、設備の可用性・信頼性を最大化するためのリソースの優先順位づけを支援します。Lumada APMの機能拡張により、個々の設備と設備全体における高度かつ適切な意思決定のために設計された、二つの新しいソリューションを提供します。」と述べています。

■資産パフォーマンス管理ソリューション市場は拡大

Lumada APMの機能拡張は、設備集約型の企業がグローバルなエネルギー転換に向けたデジタルトランスフォーメーションに取り組む中で、急速に成長する資産パフォーマンス管理ソリューション市場の需要に対応するものです。

資産パフォーマンス管理ソリューション市場は、2023年から2030年にかけて、世界全体で120%以上成長し、470億米ドル規模になると予想されています*2。たとえば、鉱業分野においては、半数近くの企業が2023年中に資産パフォーマンス管理ソリューションを導入することを計画しており、2021年と比較して25%増加しています*3。

*2 Asset Performance Management Market Size Report, 2030 (grandviewresearch.com) (英語サイト)

*3 IDC Spotlight, “Creating Value with Smart Mining Operations,” (英語サイト)

データ駆動型の先進的な資産パフォーマンス管理ソリューションは、目に見えないコストを定量化するとともに、設備の停止や故障が引き起こす影響を明らかにします。

米国の市場調査・コンサルティング会社ARCアドバイザリーグループのリサーチディレクターであるインダープリート・ショーカーは、「デジタルトランスフォーメーションにより、資産パフォーマンス管理ソリューション市場は拡大しており、アナリティクスや、クラウド、産業向けIoT、その他の先進的なテクノロジーによって、設備管理の方法が変わりつつあります。効果的な設備管理に必要な大量のデータは、無数のデバイスによって生成される多種多様なデータとともに、有用なデータとして集約・分析される必要があります。エンドユーザーの意思決定に必要な情報を収集することが、資産パフォーマンス管理の取り組みを成功させる鍵です。」と述べています。

■Lumada APMが設備管理の高度化と企業のエネルギー転換を促進

日立エナジーは、豊富な知見と専門知識を活用した設備管理の最適化により、現場から経営層にわたる重要な業務と意思決定を支援します。当社の資産管理関連Lumadaソリューションは、Lumada APMの他に、企業資産管理ソリューション「Lumada EAM (Enterprise Asset Management)」、現場作業管理ソリューション「Lumada FSM (Field Service Management)」があります*4。

*4 https://www.hitachienergy.com/jp/ja/products-and-solutions/asset-and-work-management

Lumada APMの機能拡張は、「日立エナジー2030」成長戦略が加速していることを示しています。当社は、より持続可能、より柔軟、より安心・安全なエネルギーの未来に向けて、電力分野だけでなく、設備集約型産業への支援を継続的に強化しています。

■関連情報

·   Lumada APM healthのユーザーが、設備の可用性の15%向上と、ランニングコストの10%削減、900万米ドルの経費節約を実現した事例(英語サイト)

·   Lumada APMの紹介映像(英語サイト)

·   2023年10月24日から10月26日に米・カリフォルニア州サンノゼで開催されるVERGE 23カンファレンスにおいて、業界および日立エナジーの専門家が、資産パフォーマンス管理ソリューション市場のトレンドについて議論します。(https://www.greenbiz.com/events/verge/2023 (英語サイト))

·   2024年5月20日から5月23日に米・コロラド州デンバーで開催する日立エナジーのEnterprise Software Solutions User Conferenceにおいて、専門家が持続可能性と資産パフォーマンス管理ソリューションに関する知見を共有します。(Home - Enterprise Software Solutions | User Conference: Americas (cvent.com) (英語サイト))

日立エナジーについて

日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。さまざまな分野のお客さまに、バリューチェーン全体にわたる革新的なソリューションとサービスを提供するとともに、お客さまやパートナーとの協創により、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換に必要な、デジタル技術を活用した変革を実現します。日立エナジーは、社会価値、環境価値、経済価値のバランスを取りながら、世界でより持続可能、より柔軟、より安心・安全なエネルギーシステムを構築する取り組みを進めています。スイス・チューリッヒに本社を置き、全世界90カ国に約40,000人の従業員を擁しており、140カ国以上の導入実績と、1兆円を超える事業規模を有しています。

詳しくは、ウェブサイト(https://www.hitachienergy.com/jp/ja)をご覧ください。

  • 日立エナジー関連リンク

(1) 公式Linkedin(英語) https://www.linkedin.com/company/hitachienergy

(2) 公式Twitter(英語) https://twitter.com/HitachiEnergy

日立製作所について

日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は10兆8,811億円、2023年3月末時点で連結子会社は696社、全世界で約32万人の従業員を擁しています。

詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/)をご覧ください。

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Shingo Kawada

Communications Manager, Hitachi Energy Japan